アプリ開発の依頼前には、要件定義などの確認が大切です。スムーズに開発を進めることやトラブル回避にも役立ちます。
この記事では、スマホ(iPhone・Android)用アプリ開発を考えている方のために、事前準備として考えておくべきことをまとめました。
スマホのアプリ開発では、アプリに実装する機能や必要な性能を決める「要件定義」が重要です。アプリ開発における要件定義とは、クライアントの希望をアプリに反映させるための工程を指します。要件定義を行わないと様々な問題が発生してしまうため、アプリ開発において最初に行うべき重要な工程なのです。
こちらでは、要件定義が重要な理由について解説します。
アプリを使って何がしたいのか、どういった状況がゴールなのか、という目標を要件定義によって定めることが重要です。
目標が明確でないと、途中で仕様変更が必要になったり、望んだ結果につながらなかったりする可能性があります。
要件定義の段階でできるだけ詳細に目標を設定することで、そこに向かってアプリ開発を進めていくことができます。
要件定義は、アプリ開発における初期段階の工程です。そのため、要件定義をしっかりと定めておくことは、開発途中の仕様変更をなくす、ニーズや機能の変更をなくすことにもつながります。
途中で変更が必要になると、結果的にコストがかさんでしまったり、納期が遅れたりといったことも考えられるため、なるべく変更が発生しないよう要件定義でアプリの詳細まで決めておく必要があるのです。
完成したアプリが希望に沿ったものでない場合、修正を繰り返すことになってしまいます。アプリ開発業者はクライアントとの認識の違いをなくすため、具体的な希望やイメージをヒアリングします。そのため、ヒアリングや要件定義の段階でより具体的な完成イメージを共有し、認識の差を埋めていくことが大切です。
アプリ開発を進める前に、以下のポイントについて考えておきましょう。
そもそもアプリを開発する理由として、解決したい課題や達成したい目標があるはずです。そのため、「アプリを作ること」を目的にするのではなく、「アプリでどういった課題を解決できるのか」「アプリでなければいけないのか」「アプリ開発によって何を達成したいのか」といった内容を洗い出し、アプリ開発の目的をしっかりと設定することが重要です。
アプリを作る前に、コンセプトに当てはまる顧客のメインターゲットを想定しましょう。主にどの世代に使ってほしいか、どのような悩みを抱える方に利用してほしいかを考えるのです。
また、属性データや行動履歴分析などを活用して、ターゲットをより詳細に設定したものを「ペルソナ」といいます。ターゲットは大まかな属性を意味しますが、ペルソナは「架空の人物」であるかのように顧客像を考えたものです。年齢・性別・住所・職業といった基本的なデータから、よく利用するWEBサイトやアプリ、SNSの利用頻度といった部分まで考えていきます。さらに、趣味・家族構成・好きなブランドといったより具体的な内容も設定し、人物像を固めていくことが特徴です。
ペルソナ設定によってターゲットとなる人物像がよりはっきりとするため、ターゲットにはどのような悩みがあるのか、それを解決するためにどういったアプリが必要なのか、考えていくことができます。
アプリ開発のために必要なのは、ユーザーの視点で考えることです。企業側のメリットばかりを優先するのではなく、ユーザーにとってメリットがあるアプリになるよう考えていくことが大切といえます。
アプリ開発において、要件定義は重要な工程の一つです。不具合がないように設計するだけではなく、顧客のメインターゲットをはっきりさせ、ターゲット層が主に抱えている悩みや希望を洗い出してアプリで解決する方法を考えていきます。
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